今回は、「1次式の加法」について、わかりやすく解説し、問題の動画を作成しました。
正負の数では、「正の数・負の数の加法」をやりました。
ここでは、同じように、「文字を使った式の加法」のやり方を説明します。
文字を使った式には、いろいろな種類があるのですが、
ここでは「1次式」という種類の文字式について考えます。
まずは、1次式について説明します。
その次に、1次式の加法の計算方法を解説していきます。
というわけで、今回は,「1次式の加法」の計算についてご紹介します。
「1次式の加法」について学びたいあなたはこちらをどうぞ
1次式とは?次数とは?
たとえば、100a + 120ab という文字式を考えてみます。
この式には、2つの項、100m と 120ab があります。
それぞれの項で、文字が何個あるか数えてみます。
100m は、文字が1個(m)あります。
120ab は、文字が2個(a, b)あります。
このとき、100m は文字が1個なので、1次式といいます。
120ab は文字が2個なので、2次式といいます。
このように、1次とか2次といったものを「次数(じすう)」といいます。
100m の次数は1、120abの次数は2、という言い方もします。
これは、1つ1つの項の次数ってことになります。
では 100a + 120ab の次数を考えてみましょう。
この式は、1次式(100a)と2次式(120ab)の和になっています。
こういうときは、大きい方の次数をとって、100a + 120ab は2次式となります。
これで準備がととのいました。
「1次式」の加法の計算方法とは?
1次式は、たとえば、以下のようものがあります。
これらの「1次式の足し算」を考えてみましょう。
を計算してみます。
計算するためには、( )が邪魔なので、( )をはずしましょう。
( )のはずし方は、正負の数の計算の( )のはずし方と同じです。
(3a + 5)+(2b + 9)
= 3a + 5 + 2b + 9
たし算は、交換法則が成り立つので、たす順番を変えてもオッケーです。
3a + 5 + 2b + 9
= 3a + 2b + 5 + 9
5と9は数字同士なので、これも同類項で計算できます
3a + 2b + 5 + 9
= 3a + 2b + 14
というように、計算することができます。
同類項はもうないので、ここで計算ストップです。
ちなみに、たし算の交換法則については、こちらをどうぞ↓
『【数学 中1】正負の数6 「交換法則」で、足し算・ひき算をサクッとラクに計算したいあなたはこちらをどうぞ【入門・基礎問題6】』
次に、これらの1次式の足し算を考えてみましょう。
(3a + 5)+(2a + 9)
を計算してみます。
というように、計算することができます。
このように、文字の部分が同じ場合には、「同類項の計算」をすることができます。
同類項の計算についてはこちらをどうぞ↓
『【数学 中1】文字と式12 文字の部分が同じ項「同類項(どうるいこう)」の計算について学びたいあなたはこちらをどうぞ【入門・基礎問題33】』
というわけで、練習問題を用意したので、チャレンジしてみてください↓
【問題】1次式の「加法」の計算練習
(通信制限など気になる方は、1番下に解答があります)
今回のまとめ
今回は、「1次式の加法」の計算方法について解説しました。
それぞれの「項の次数」は、項の中の文字の数で決まります。
また、「文字式の次数」は、それぞれの項の次数のうち、最大のものになることを学びました。
最後に、1次式の加法について、同類項の計算などを行えることを解説しました
というわけで、本記事では、、「1次式の加法」の計算方法について、問題動画とともに解説しました。
問題解答はこちらです↓
\(【問題】追加予定 \)
★「文字と式」の記事はこちらにまとめてあります↓

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