今回は、文字の部分が同じ項「同類項(どうるいこう)」の計算について、
わかりやすく解説し、問題の動画を作成しました。
文字を使った式では、文字の部分が同じ項が出てくることがあります。
文字を使った式は計算しずらいのですが、
文字の部分が同じ項同士は、計算することができるんです。
今回は,文字の部分が同じ項の計算についてご紹介します。
文字の部分が同じ「同類項(どうるいこう)」の計算について学びたいあなたはこちらをどうぞ
まず言葉を覚えてほしいと思います。
「同類項(どうるいこう)とは?
文字の部分が同じ式のことを「同類項(どうるいこう)」といいます。
たとえば、
これらは文字の部分が同じ a で、どちらも a が1個で数も同じです。
なので同類項といえます。
これらは同じ a を含んでいますが、同類項とはいいません。
理由は、2a の文字の部分は a で、
−3ab の文字の部分は、ab なので、文字の部分が違います。
だから同類項とはいわないんです。
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これらは同じ a を含んでいますが、同類項とはいいません。
理由は、2a の文字の部分は a で、
\(-3a^2 \)の文字の部分は、\(a^2 \) なので、文字は a と同じですが、
文字の数が2個です。2a の文字は a が 1 個なので、数が違います。
だから同類項とはいわないんです。
このように、同類項とは、文字の種類と数が同じものをさします。
「同類項」の計算はどうやればいいの?
同類項の計算はとてもシンプルです。
同類項同士は、足したり・引いたりすることができます。
同類項の足し算は、係数同士のたし算をして、文字をつければオッケーです。
同類項のひき算は、係数同士のひき算をして、文字をつければオッケーです。
たとえば、
2a と −3a は同類項なので、これのたし算・ひき算をやってみますね。
同類項の足し算
を考えてみましょう。
まず、文字の部分をみると、どちらも a なので、同類項だとわかります。
同類項の足し算なので、計算ができる、と判断します。
次に同類項の足し算を計算するには、係数同士の足し算をします。
これらの式の係数が2と(−3)なので、
2+(−3)
=−1
となります。
やってることは、正負の数のたし算ですね。
最後に文字の部分 a をつけて答えになります。
つまり、
となり、これが答えとなります。
同類項のひき算もやってみます。
を考えてみましょう。
まず、文字の部分をみると、どちらも a なので、同類項だとわかります。
同類項のひき算なので、計算ができる、と判断します。
次に同類項のひき算を計算するには、係数同士のひき算をします。
これらの式の係数が2と(−3)なので、
2ー(−3)
= 2+(+3)
= 5
と計算できます。
やってることは、正負の数のひき算ですね。
最後に文字の部分 a をつけて答えになります。
つまり、
となり、これが答えとなります。
ちなみに、話がそれますが、
2a と −3ab は同類項ではありません。
なので、これらの足し算やひき算は、以下のようになります。
2a + (−3ab) = 2a −3ab
2a −(-3ab) = 2a + 3ab
として、これ以上は計算ができない、ということになります。
なので、計算ストップとなります。
同類項でないものを足したり、引いたりしちゃダメってことですね。
というわけで、練習問題を用意したので、チャレンジしてみてください↓
【問題】文字の部分が同じ項「同類項(どうるいこう)」の計算
(通信制限など気になる方は、1番下に解答があります)
今回のまとめ
今回は、文字の部分が同じ項「同類項(どうるいこう)」の計算について解説しました。
同類項は、文字の部分が同じ項のことをいいました。
同類項の足し算ひき算は、係数同士の足し算ひき算をすればオッケーでした。
同類項の計算は、この先いろいろな場面で使うので,
シッカリ理解して、サクサク計算できるようにしておきましょう!
というわけで、本記事では、文字の部分が同じ項「同類項(どうるいこう)」の計算について、問題動画とともに解説しました。
問題解答はこちらです↓
\(【問題】追加予定 \)
★「文字と式」の記事はこちらにまとめてあります↓

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