今回は、文字を含んだ式の「代入」や「式の値」についてまとめたいと思います。
文字の代わりに、数字を式に入れることを、
「代入(だいにゅう)」といいます。
また、代入することで、文字の式は数字だけの式になり、計算することができます。
そして、計算した結果の値のことを「式の値」といいます。
今回は、この代入を行うことで、文字を含んだ式の「式の値」をもとめることをご説明します。
文字を含んだ式の「代入」や「式の値」を学びたいあなたはこちらをどうぞ
[mathjax]
文字を含んだ式の計算は、上の例だと
\( A × 5 ÷ B = \frac{5A}{B} \)
のように、文字があると計算ができません。
文字が数字なら計算できるのに〜!
文字がじゃま!
文字を消せないかなぁ〜
と考えます。
今回、文字AとBは、それぞれ、
A = 1 で B = 2とわかっているとします。
この式の意味がとても大事です。
A = 1ということは、Aの代わりに1を使ってイイよ、
B = 2ということは、Bの代わりに2を使ってイイよ
ということなんです。
つまり、Aは1といれかえていいし、Bは2といれかえてオッケーなのです。
すると、じゃまだった文字が消えて,数字だけにできますよね!
ラッキー!
となるわけです。
上の例の文字式のAとBをいれかえてみると、
\( \frac{5A}{B} = \frac{5×1}{2} \)
と書き換えることができます。
残ったのは数字のみなので、正負の数でやったように計算できます。
\( \frac{5}{2} = 2.5 \)
このように、「文字」に値を代入することで、
「文字の式」の値(式の値)を求めることができます。
こういう問題は入試問題でも出題されていて、
〜のとき、式の値を求めよ
というような問題が出されたりします。
例題をやってみます
「a = 2 のとき、5a の式の値を求めてください」
という問題があったとします。
求めたいのは、5a の値ですが、a という文字があるので計算できません。
a がなければいいのに!
a を消せないかな!
と考えます。
すると、「a = 2のとき」が目に入ります。
この意味は、
「a という文字があったら、2といれかえてイイよ」
ということなんです。
a がじゃまだったけど、2といれかえていいんだ!
となり、計算ができそうです。
求めたかった 5a の a を2と入れ替えましょう。
すると、5a = 5 × 2 = 10
として、値が10と求まりました。
これが求めたかった「式の値」になります。
もう1問やってみましょう。
「m = −1 のとき、−3+m の式の値を求めてください」
を考えてみます。
今回は、(−3+m) の式の値なので、
m がじゃま!
m を数字にできたらいいのに!
と考えます。
そこで問題文をみると、「m = −1 のとき」とあります。
この意味は、
「m という文字があったら、−1 といれかえてイイよ」
ということなんです。
じゃまだった m は −1にかえればいいんだ!とわかります。
求めたかった −3+m の式の値は、
m の代わりに −1 を代入して、
−3+m = −3+(−1)= −4
となり、これが求める式の値となります。
ここでのポイントは、
マイナスの数を代入するときには、必ず( )をつけて代入
することです。
( )をつけないと、符号を間違ったりしやすくなるので、ぜひ覚えておいてください。
というわけで、練習問題を用意したので、チャレンジしてみてください↓
【問題】文字を含んだ式の「代入」や「式の値」
(通信制限など気になる方は、1番下に解答があります)
今回のまとめ
今回は文字を含んだ式の「代入」や「式の値」について解説しました。
文字を含んだ式の「代入」や「式の値」では、まず、文字を数字といれかえること(代入)を学びました。
次に、代入を使って、文字の式を計算して、その計算結果の値(式の値)を求める問題をやりました。
マイナスの数を代入するときには、( )をつけて代入することを忘れないようにするのがポイントでした。
というわけで、本記事では文字を含んだ式の「代入」や「式の値」について、問題動画とともに解説しました。
問題解答はこちらです↓
\(【問題】追加予定 \)
★「文字と式」の記事はこちらにまとめてあります↓

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