今回は、「文字を使った量」の「単位をかえる」お話です。
よく出てくる単位には、重さ、長さ、容量、時間などがあります。
重さの単位には、キログラム、グラム
長さの単位には、キロメートル、メートル、センチメートル、ミリメートル
容量の単位には、リットル、デシリットル
時間の単位には、秒、分、時
などがあります。
時間の分や秒、重さのグラムやキログラム、長さのメートルとセンチメートルなど、これらは互いに変換が可能です。
具体的な数字のときの変換はできるのではないでしょうか。
今回は、文字を使った式で、単位の変換を表現してみたいと思います。
というわけで、本記事では、「重さ」「長さ」「容量」「時間」などの「単位の変換」についてわかりやすい説明でまとめました。
「重さ」「長さ」「容量」「時間」などの「単位の変換」を文字と式で表せるようになりたいあなたはこちらをどうぞ
使うのは、
- 小さい単位を大きい単位になおす時は、倍率でわり算
- 大きい単位を小さい単位になおす時は,倍率をかけ算
ということと、「倍率」になります。
1、「重さ」の単位変換をしたいあなたはこちらをどうぞ
重さには、グラムやキログラム、ミリグラムなどの単位があります。
グラムより大きい単位に、キログラム、
グラムより小さい単位に、ミリグラム
などがあります。
単位の関係は、
ミリグラム < グラム < キログラム
のようなイメージになります。
倍率には、以下のものを覚えておきましょう
- 「キロ」や「ミリ」は1000
①、小さい単位を大きい単位に変えるとき
⇒ 倍率で「わり算」すればオッケーです
(例1)グラム ⇒ キログラム
倍率は、キロの1000なので、1000で割ります
\( 2グラムは、\frac{1}{1000}倍して、0.002キログラムです。\)
\( a グラムは、\frac{1}{1000}倍して、\frac{a}{1000}キログラムです。\)
(例2)ミリグラム ⇒ グラム
倍率はミリの1000なので、1000で割ります。
\( 2ミリグラムの\frac{1}{1000}倍して、0.002グラムです。\)
\( b ミリグラムの\frac{1}{1000}倍して、\frac{b}{1000}グラムです。\)
(例3)ミリグラム ⇒ キログラム
倍率ですが、ミリからグラムで1000、グラムからキロで1000なので、
1000×1000=1000000が倍率になって、これでわり算します。
\( 2ミリグラムの\frac{1}{1000000}倍して、0.000002キログラムとなります。\)
\( c ミリグラムの\frac{1}{1000000}倍して、\frac{c}{1000000}キログラムとなります。\)
②、大きい単位を小さい単位に変えるとき
⇒ 倍率を「かけ算」すればオッケーです
(例1)キログラム ⇒ グラム
倍率は、キロの1000なので、1000をかけ算します。
\( 2キログラムは、1000倍して、2000グラムです。\)
\( a キログラムは、1000倍して、1000a グラムです。\)
(例2)グラム ⇒ ミリグラム
倍率はミリの1000なので、1000をかけ算します。
\( 2グラムの1000倍して、2000ミリグラムです。\)
\( b グラムの1000倍して、1000b ミリグラムです。\)
(例3)キログラム ⇒ ミリグラム
倍率ですが、ミリからグラムで1000、グラムからキロで1000なので、
1000×1000=1000000が倍率になって、これをかけ算します。
\( 2キログラムの1000000倍して、2000000ミリグラムとなります。\)
\( c キログラムの1000000倍して、1000000c ミリグラムとなります。\)
いかがでしょうか。
必要なのは、単位を大きい方から小さい方にするのか、小さい方から大きい方にするのかと、倍率ということがわかってもらえたかと思います。
また、文字で単位を変えるときも、同じ感覚でできることがわかります。
それでは、長さの単位変換もみてみましょう↓
2、「長さ」の単位変換をしたいあなたはこちらをどうぞ
長さには、いろいろな単位がありますが、メートルを基準にして考えましょう。
メートルより大きい単位に、キロメートル、
メートルより小さい単位に、センチメートル、ミリメートル
などがあります。
単位の関係は
ミリメートル < センチメートル < メートル < キロメートル
のようなイメージになります。
長さの単位の倍率には、以下のものを覚えておきましょう
- 「キロ」や「ミリ」は1000
- 「センチ」は100
①、小さい単位を大きい単位に変えるとき
⇒ 倍率で「わり算」すればオッケーです
(例1)メートル ⇒ キロメートル
倍率は、キロの1000なので、1000で割ります
\( 2メートルは、\frac{1}{1000}倍して、0.002キロメートルです。\)
\( a メートルは、\frac{1}{1000}倍して、\frac{a}{1000}キロメートルです。\)
(例2)センチメートル ⇒ メートル
倍率はセンチの100なので、100で割ります。
\( 2センチメートルは、\frac{1}{100}倍して、0.02メートルです。\)
\( b センチメートルは、\frac{1}{100}倍して、\frac{b}{100}メートルです。\)
(例3)ミリメートル ⇒ メートル
倍率はミリの1000なので、1000で割ります。
\( 2ミリメートルの\frac{1}{1000}倍して、0.002メートルです。\)
\( c ミリメートルの\frac{1}{1000}倍して、\frac{c}{1000}メートルです。\)
(例4)ミリメートル ⇒ キロメートル
倍率ですが、ミリからメートルで1000、メートルからキロで1000なので、
1000×1000=1000000が倍率になって、これでわり算します。
\( 2ミリメートルの\frac{1}{1000000}倍して、0.000002キロメートルとなります。\)
\( d ミリメートルの\frac{1}{1000000}倍して、\frac{d}{1000000}キロメートルとなります。\)
②、大きい単位を小さい単位に変えるとき
⇒ 倍率を「かけ算」すればオッケーです
(例1)キロメートル ⇒ メートル
倍率は、キロの1000なので、1000をかけ算します。
\( 2キロメートルは、1000倍して、2000メートルです。\)
\( a キロメートルは、1000倍して、1000a メートルです。\)
(例2)メートル ⇒ センチメートル
倍率はセンチの100なので、100をかけ算します。
\( 2メートルは、100倍して、200センチメートルです。\)
\( b メートルは、100倍して、100b センチメートルです。\)
(例3)メートル ⇒ ミリメートル
倍率はミリの1000なので、1000をかけ算します。
\( 2ミリメートルの1000倍して、2000メートルです。\)
\( c ミリメートルの1000倍して、1000c メートルです。\)
(例4)キロメートル ⇒ ミリメートル
倍率ですが、ミリからメートルで1000、メートルからキロで1000なので、
1000×1000=1000000が倍率になって、これをかけ算します。
\( 2キロメートルの1000000倍して、2000000キロメートルとなります。\)
\( d ミリメートルの1000000倍して、1000000d キロメートルとなります。\)
「重さ」と「長さ」の単位をかえる練習問題を用意したので、チャレンジしてみてください↓
【問題】「重さ」と「長さ」の単位をかえる
(通信制限など気になる方は、1番下に解答があります)
3、「容量」の単位変換をしたいあなたはこちらをどうぞ
容量には、リットルやミリリットル、デシリットルなどの単位があります。
リットルより小さい単位に、ミリリットルとデシリットルがあります。
単位の関係は、
ミリリットル < デシリットル < リットル
のようなイメージになります。
倍率には、以下のものを覚えておきましょう
- 「ミリ」は1000
- 「デシ」は10
①、小さい単位を大きい単位に変えるとき
⇒ 倍率で「わり算」すればオッケーです
(例1)デシリットル ⇒ リットル
倍率は、デシの10なので、10で割ります
\( 2デシリットルは、\frac{1}{10}倍して、0.2リットルです。\)
\( a デシリットルは、\frac{1}{10}倍して、\frac{a}{10}リットルです。\)
(例2)ミリリットル ⇒ リットル
倍率はミリの1000なので、1000で割ります。
\( 2ミリリットルの\frac{1}{1000}倍して、0.002リットルです。\)
\( b ミリリットルの\frac{1}{1000}倍して、\frac{b}{1000}リットルです。\)
(例3)ミリグラム ⇒ デシリットル
倍率は、ミリからデシで100なので、100で割ります。
\( 2ミリグラムの\frac{1}{100}倍して、0.02デシリットルとなります。\)
\( c ミリグラムの\frac{1}{100}倍して、\frac{c}{100}デシリットルとなります。\)
②、大きい単位を小さい単位に変えるとき
⇒ 倍率を「かけ算」すればオッケーです
(例1)リットル ⇒ デシリットル
倍率は、デシの10なので、10をかけ算します。
\( 2リットルは、10倍して、20デシリットルです。\)
\( a リットルは、10倍して、10a デシリットルです。\)
(例2)リットル ⇒ ミリリットル
倍率はミリの1000なので、1000をかけ算します。
\( 2リットルの1000倍して、2000ミリリットルです。\)
\( bリットルの1000倍して、1000b ミリリットルです。\)
(例3)ミリリットル ⇒ デシリットル
倍率は100なので、100をかけ算します。
\( 2ミリリットルの100倍して、200デシリットルとなります。\)
\( c ミリリットルの100倍して、100c デシリットルとなります。\)
このように、重さ、長さ,容量の単位変換は、使う倍率が同じなので理解しやすいかと思います。
「容量」の単位をかえる練習問題を用意したので、チャレンジしてみてください↓
【問題】「容量」の単位をかえる
(通信制限など気になる方は、1番下に解答があります)
次は倍率が違う、「時間」の単位変換もみてみましょう。
倍率はちがいますが、変換の考え方は同じです。
4、「時間」の単位変換をしたいあなたはこちらをどうぞ
時間には、秒、分、時などの単位があります。
単位の関係は、
秒 < 分 < 時
のようなイメージになります。
上のとなり合う単位の倍率は60で
秒と時の倍率は60×60で、3600になります。
①、小さい単位を大きい単位に変えるとき
⇒ 倍率で「わり算」すればオッケーです
(例1)秒 ⇒ 分
倍率は60なので、60で割ります。
[mathjax]
\( 2秒は、\frac{1}{60}倍して、0.033333…分です。\)
\( a 秒は、\frac{1}{60}倍して、\frac{a}{60}分です。\)
(例2)分 ⇒ 時
倍率は60なので、60で割ります。
\( 2分は、\frac{1}{60}倍して、0.033333…時です。\)
\( b 分は、\frac{1}{60}倍して、\frac{b}{60}時です。\)
(例3)秒 ⇒ 時
倍率は3600なので、3600で割ります。
\( 2秒は、\frac{1}{3600}倍して、0.000555…時です。\)
\( c 秒は、\frac{1}{3600}倍して、\frac{c}{3600}時です。\)
②、大きい単位を小さい単位に変えるとき
⇒ 倍率を「かけ算」すればオッケーです
(例1)時 ⇒ 分
倍率は60なので、60をかけ算します。
\( 2時は、60倍して、120分です。\)
\( a 時は、60倍して、60a 分です。\)
(例2)分 ⇒ 秒
倍率は60なので、60をかけ算します。
\( 2分は、60倍して、120秒です。\)
\( b分は、60倍して、120b 秒です。\)
(例3)時 ⇒ 秒
倍率は3600なので、3600をかけ算します。
\( 2時の3600倍して、7200秒となります。\)
\( c 時の3600倍して、3600c 秒となります。\)
このように、時間の単位変換は、重さ、長さ,容量の単位変換と倍率が違うので、出題されやすくなります。
「時間」の単位をかえる練習問題を用意したので、チャレンジしてみてください↓
【問題】「時間」の単位をかえる
(通信制限など気になる方は、1番下に解答があります)
今回のまとめ
今回は、文字を使った量の単位をかえる方法について解説しました。
使うのは、
- 小さい単位を大きい単位になおす時は、倍率でわり算
- 大きい単位を小さい単位になおす時は,倍率をかけ算
ということと、「倍率」でした。
キロ・ミリは1000
センチは100
デシは10
時間の単位は、60と3600
でした
これらを正しく使えば、単位変換はむずかしくないのではないかと思います。
というわけで、本記事では文字を使った量の単位をかえる方法について、問題動画とともに解説しました。
問題解答はこちらです↓
\(【問題】追加予定 \)
★「文字と式」の記事はこちらにまとめてあります↓

今日の話はこれくらいにするかのぉ

あ、先生!告知をさせてください

おーそうじゃった

実はいろんなお悩みを聞いているんです

勉強しなきゃって思ってるのに、思ったようにできないクマ

わからない問題があると、やる気なくしちゃう

1人で勉強してると、行きずまっちゃうブーン

誰しもそんな経験があると思います。
実は、そんなあなたが
勉強が継続できる
成績アップ、志望校合格できる
勉強を楽しめるようになる
ためのペースメーカーをやっています。
あなたの勉強のお手伝いをしますってことです。
具体的にはザピエルくんに説明してもらうかのぉ
ザピエルくんお願い!

はい先生!
ペースメーカーというのは、
もしもあなたが、
- やる気が続かない
- 励ましてほしい
- 勉強を教えてほしい
なら、私たちが、あなたのために、
一緒に勉強する(丸つけや解説する)ことをやりながら、
あなたの勉強をサポートするという仕組みです。
- やる気を継続したい
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できるだけ楽しみながら勉強できるように工夫しています。
ご興味のあるあなたは、詳しことはこちらにありますので、よかったらどうぞ↓
「【中学生 高校生 社会人】勉強のペースメーカーはいかがでしょう【受験 入試 資格試験】」
不明な点があったら、お気軽にお問い合わせください

というわけで、ザピエルくん、あとはお願い!


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