
今回は、近所を歩いていて聞こえてきた
あるお母さんの一言について考えたこと
について書いてみたいと思います。
登場するお母さんは、こんな状況でした。
そのお母様は自転車に乗り、
後ろに子どもさんが1人、
たぶん男の子で4、5歳くらい
だったように思います。
少し登り坂だったため、一生懸命こいでいらっしゃいました。
その道を私は反対から下って歩いていました。
そのお母様と自転車ですれ違った時に、こうおっしゃっていました。
お母様「お母さんは危ないよって言ったよね、だから自分が悪いんだよ」
どうやら子どもさんは転んでしまったようです。
子どもさんは自転車の後ろで泣いていました。
すれ違った一瞬の出来事だったので、
この後どのような会話がされたかわかりません。
この一言だけで書いてしまうのは、
そのお母様の本意に欠けるかもしれません。
そこでここでは単純に、以下の状況のみをもとに話を進めたいと思います。
- お母さんは注意をした
- 子どもさんは転んだ
- 転んだ後、お母さんは注意したよね、と子どもさんに言った
という状況です。
この状況で、どんな言葉をかけるのが良さそうか
ということについての私なりの考えをまとめました。
目次
【子育て】子どもさんが自分で考えれるようになるための「声かけ」とは【声かけ】
誰かが教えてくれれば、危険を避けやすくなる
例えば、
お母さんは危ないって言ったから自分が悪いんだよ、
と言われた後で、子どもさんに残るのはなんでしょうか。
- お母さんが危ないと言ったときは気をつける
という考え方です。
これはお母さんとずっと一緒ならいいですよね。
でもお母さんがいない時はどうでしょうか。
子どもさんは(極端にいうと)危険を注意することができなくなります。
そんなの何回も転んで繰り返すうちにできるようになるからいいんだよ〜
と言った考え方もあるかと思います。
それはそれでいいと思います。
ただもし
- 子どもさんが自分で危険に注意できる
ようなったら、それはもっといいのではないでしょうか。
このためには親御様は、
- ちょっと違った声かけ
をする方がいいかもしれません。
というのも、子どもさんは成長の途中であり、
- 大人のように、自分で考えるのは未熟
な面があります。
なので大人(お母様)と同様の感覚で考えさせる場合がいいこともあれば、
大人が考える過程よりも
- 噛み砕いて考えてもらう方がいい
場合もあるのではないでしょうか。
- どのように、どの程度、噛み砕いて伝えるか
というのは、親御様の腕のみせどころになります。
子どもさんが、自分で判断できる
私は、子どもさんが、
- 自分で状況を判断する力を育てる
方がさらにいいのではないかと思います。
なぜなら、自分で判断できれば、お母様がいないときにも危険を避けれるからです。
そのためには、
お母さんが危ないと言った時、
ではなく、
お母さんが危ないと判断した理由を説明してみます。
例えば、次の状況を考えてみます。
- 子どもさんが転んだ
- 原因は歩道に散らばっている砂のせいだった
- 転んだことについて親子で話している
という状態を想像してみてください。
これをみて
「お母さんは危ないよ!といったよね」
という一言を聞いた時、子どもさんは、
- お母さんが危ないと言ったら気をつけるといいんだ
と学ぶのかもしれません。
でもこう学んだら、
- 子どもさんは、お母さんがいないと避けれない
といったデメリットがあります。
(もちろん子育てにはいろんな段階があり、これがダメだと言っているわけではないです)
これを以下のようにしたらどうでしょうか。
「道路の上に散らばった砂は転びやすい」
「それを避けて通るといい」
などの転んだ原因と対策についてアドバイスする、
というのも1つあるかと思います。
- 原因と対策をセットで言って聞かせる
すると、子どもさんは次からお母さんがいなくても、
道路の上の砂を見たら注意できるようになりやすいはずです。
でも、転びやすい場面なんて世の中無数にありますよね。
なので、それを1つひとつ教えるわけにはいきません。
じゃあどうするの?
と思われるかもしれません。
子どもさんが自分で対策をできる
子どもさんが自分で対策をできるようになるには、
どうしたら良いでしょうか?
簡単に言えば、
子どもさん自身がお母様の考え方をできるようになれば良いわけです。
知識ではなく、考えるプロセスを真似できるようになる
というのがポイントです。
そのためには、
- 原因を理解する
- 次から同じことをしないよう対策を考えれる
- そういう場面を判断できる
といったことを
- 自分でできるようになってもらう
というのが正解の1つなのではないでしょうか。
とはいっても、子どもさんにいきなりこんなことを考えてもらうのは無理かと思います。
そこで一言だけ、
「なぜ転んだんだろうね?」
という
- 問いかけをする
やり方もあるのではないかと考えています。
こういう問いかけをすると、
子どもさんは自分で考えなければなりません。
そして、自分なりに考えて意見を持てるようになります。
意見を持った状態で同じことが起きると、
その意見が正しかったか間違っていたかの修正ができます。
なんで間違ったのだろう?こうだからかな・・・
のように考えるサイクルができてきます。
これを繰り返すごとに自分の考えがよりよいものに洗練されていきます。
自分の考えができて、それが正しいか間違っているかの答えが返ってきたら、
それに対して、なぜ間違ったのか
のようにまた問いかける、
その問いかけから、新しい意見を持つ、
その意見が正しいかどうか答えを得る
それが正しかった、間違っていたかを理解し
自分の考え方を正しく修正していく・・・
これを繰り返していくうちに、
子どもさんが自分で考える過程自体を学ぶことができます。
ポイントは、事実を学ぶだけでなく、
考えるプロセス・考えるやり方も学んでいくことになります。
考えるプロセスはいろいろな物事に共通して使える考え方ですので、
- 道で転ばなくなる
だけでなく、
- テストでミスをしなくなる
のように、
勉強にも応用が効くはずです。
テストで間違えた問題があったら、
- その問題の答え自体を学ぶ
だけでなく、
- 間違えた過程を修正する
といった2つの軸で考えれるようになります。
- なぜ・・・だろう。それはこういう理由かもしれない
- いやもしかしたらこういう理由かも
- どれが正しいか調べてみよう
これは夏休みの自由研究などで期待される科学的なものの考え方です。
勉強というのは、目の前のことを覚えるだけでなく、
なにかマイナスなことが起きたときに、
それを次から起こさないために、
自分を修正していく過程を身につけるプロセスでもあるのではないでしょうか。
子どもは触れているものを真似しながら成長します。
小さい頃からの親御さんの一言一言で、
こういった考え方が自然にできるようになるのは、
子どもさんにとって一生の宝になるのではないでしょうか。
というわけで、今回は近所を歩いていてふと感じた取りとめもないことを書いてみました。

というわけで、今日の内容は終わりです

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