
受験対策シリーズの第6回じゃな
今回のテーマは、
中学数学の問題の基礎「分配法則(ぶんぱいほうそく)」じゃ
高校入試に向けて、数学の苦手克服したい!
高校入試で合格を勝ち取るには、
分配法則の計算は重要じゃ
( )をはずす必要がある場面はいろいろあるんじゃな
1次方程式、1次関数、2次式の展開や因数分解、2次方程式など、
様々な場面で出てくるんじゃ
つまり、分配法則は、得点を伸ばすために必須の内容なんじゃな
そこで今回は、中学数学で得点を伸ばす基礎となる、分配法則の計算問題について、
高校入試問題の過去問から10問、厳選してまとめてみたんじゃ

あなたが受ける都道府県の過去問もあるかもしれないのぉ
本記事を計算問題集やドリルとしても、使ってもらえたらと思うんじゃ
高校生や社会人の方のやり直しにも使えるし、
解答だけでなく、解説をシッカリつけておるから、
忘れていた点も補強しながら理解できるはずじゃ

では、はじめるかのぉ
【中学数学 問題】「分配法則」の問題の入試問題、厳選9問(基礎からのやり直し、苦手克服、復習ドリル)【計算 問題集】
高校入試問題(過去問):分配法則の計算編

次の計算をしてみてほしいんじゃ
[mathjax]
(1), \( 6a \times (-3) \) (埼玉県)
\( 6a \times (-3) \)
\( = 6 \times (-3) \times a\)
\( = -18a\)

この問題は、分配法則ではないんじゃが、
下の問題を解くために必要な知識となるはずじゃ
問題の式は、以下のように、かけ算がかくれているんじゃ
\( 6a \times (-3) \)
\( = 6 \times a \times (-3) \)
数字と文字と数字の3つの「かけ算」の式じゃな
どれもかけ算でつながっているから、同じ項なんじゃ
つまり、問題の式は、1つの項、でできておるわけじゃな

☆ポイント①
【かけ算は順番を入れかえてもいい(かけ算の交換法則)】
かけ算は、順番を入れかえてもいいんじゃ
3×4×5=12×5=60
3×5×4=15×4=60
4×5×3=20×3=60
このように、かけ算は順番を入れかえても同じ答えになるんじゃよ
問題の式に戻ると、
\( 6a \times (-3) \)
\( = 6 \times a \times (-3) \)
\( = 6 \times (-3) \times a \)
としてもいいわけじゃ

☆ポイント②
【数字は、数字同士で、かけ算する】
数字と文字と数字の3つの「かけ算」の式じゃな。
かけ算は順番を入れかえてもいいので、入れかえると、
2つの数字を前に出せるわけじゃ。
\( 6a \times (-3) \)
\( = 6 \times a \times (-3) \)
\( = 6 \times (-3) \times a \)
そして、数字と数字同士のかけ算 \( 6 \times (-3) \)を実行すればオッケーじゃ

☆ポイント③
【文字と数字のかけ算は、数字を先、文字を後に書く】
に注意するんじゃよ
ここからの計算は、
- 第1回「正負の数の計算」
の内容じゃな
まずはこのページの問題をシッカリ確認しよう
そのあとで、このページの1番下のリンクからとんで復習してみよう
(2), \( \frac{1}{2}(6a + 4) \) (三重県)
\( \frac{1}{2}(6a + 4) \)
\( = \frac{1}{2} \times 6a + \frac{1}{2} \times 4 \)
\( = \frac{6a}{2} + \frac{4}{2} \)
\( = \frac{3a}{1} + \frac{2}{1} \)
\( = 3a + 2 \)
問題の式は、数字と( )のかけ算じゃな
つまり、1つの項、ということじゃ
また、( )の中には、2つの項、6a と 4がある
つまり、数字と(2つの項)のかけ算になっているわけじゃ

☆ポイント
【数字×(2つの項)は、分配法則を使う】
式の形が「数字×(2つの項)」では、分配法則を使う!を思い出してほしいんじゃ

分配法則とは、計算ルールの1つで、
\( a \times (b + c) = a \times b + a \times c \)
のように、かっこをはずす計算ができるんじゃな
今回は、分数を、( )の中の2つの項にそれぞれかけ算をするわけじゃ
\( \frac{1}{2}(6a + 4) \)
\( = \frac{1}{2} \times 6a + \frac{1}{2} \times 4 \)
出てきたこの式は、2つの項、\( \frac{1}{2} \times 6a \) と \( \frac{1}{2} \times 4 \) からできておる。
各項にそれぞれかけ算があるから、まず先にかけ算を計算するわけじゃ
これは数字の計算と同じじゃ。こんな感じじゃな。
\( = 2 \times 6 + 2 \times 4 \)
\( = 12 + 8 \)
\( = 20 \)
これと同じことを、文字を含んだ式でやるわけじゃな
分数のかけ算をするわけじゃ
\( \frac{1}{2}(6a + 4) \)
\( = \frac{1}{2} \times 6a + \frac{1}{2} \times 4 \)
ここからの計算は、
- 第3回「分数の計算」
の内容じゃな
まずはこのページの問題をシッカリ確認しよう
そのあとで、このページの1番下のリンクからとんで復習してみよう
\( 2×(-5)^2 \)
\( = 2×(-5)×(-5) \)
\( = 2×25 \)
(3), \( 2(a-3b)+3(a+b) \) (栃木県)
\( 2(a-3b)+3(a+b) \)
\( = 2 \times a + 2 \times (-3) + 3 \times a + 3 \times b \)
\( = 2a – 6b + 3a + 3b \)
\( = 2a + 3a – 6b + 3b \)
\( = (2 + 3)a +(- 6 + 3)b \)
\( = 5a – 3b \)
問題の式は、\( 2(a-3b) \) と \( 3(a+b) \) の2つの項からできておるのぉ
そして、それぞれの項は、数字×( )の形をしているわけじゃ
また、( )の中は、どちらも2項ある
つまり、「数字×(2項)の形」になっているわけじゃ
この形の時は、分配法則を使って計算をするわけじゃ

☆ポイント①
【数字×(2つの項)は、分配法則を使う】
\( 2(a-3b) \) の項については、
\( = 2 \times a + 2 \times (-3b) \)
\( 3(a+b) \) の項については、
\( = 3 \times a + 3 \times b) \)
つまり、問題の式は、
\( 2(a-3b)+3(a+b) \)
\( = 2 \times a+2 \times (-3) + 3 \times a+3 \times b) \)
となるわけじゃ
あとは、文字と数字のかけ算をするわけじゃな

☆ポイント②
【数字と文字のかけ算は、数字を先、文字を後に書く】
に注意するんじゃよ
\( = 2 \times a + 2 \times (-3) + 3 \times a + 3 \times b \)
\( = 2a – 6b + 3a + 3b \)
すると、こうなるわけじゃが、この式は、文字 a と 文字 b を含んだ項があるのぉ
つまり、同類項の計算をするわけじゃ
ここからの計算は、
- 第5回「同類項の計算」
の内容じゃな
まずはこのページの問題をシッカリ確認しよう
そのあとで、このページの1番下のリンクからとんで復習してみよう
(4), \( -3(x+2)+(7-9x) \) (佐賀県)
\( -3(x+2)+(7-9x) \)
\( = (-3) \times x + (-3) \times 2+ 1 \times 7 + 1 \times (-9x) \)
\( = -3x-6+7-9x \)
\( = -3x-9x-6+7 \)
\( = (-3-9)x+(-6+7) \)
\( = -12x+1 \)
問題の式は、\( -3(x+2) \) と \( +(7-9x) \) の2つの項からできておるのぉ
そして、それぞれの項は、「数字 ×( )」の形をしているわけじゃ
また、( )の中は、どちらも2項ある
つまり、「数字×(2項)の形」になっているわけじゃ
この形の時は、分配法則を使って計算をするわけじゃ

☆ポイント①
【数字×(2つの項)は、分配法則を使う】
\( -3(x+2) \) の項については、
\( = (-3) \times x + (-3) \times 2 \)
\( +(7-9x) \) の項については、
\( = 1 \times 7 + 1 \times (-9x) \)
つまり、問題の式は、
\( -3(x+2)+(7-9x) \)
\( = (-3)×x + (-3)x2+7-9x \)
となるわけじゃ
ちなみに、\( +(7-9x) \) の項については、
( )の前がプラスだから、そのまま出すと考えて、
\( +(7-9x) \)
\( = 7-9x \)
のように( )をはずしてもオッケーじゃ
あとは、文字と数字のかけ算をするわけじゃな

☆ポイント②
【文字と数字のかけ算は、数字を先、文字を後に書く】
に注意するんじゃよ
\( = (-3) \times x + (-3) \times 2+ 1 \times 7 + 1 \times (-9x) \)
\( = -3x-6+7-9x \)
すると、こうなるわけじゃが、この式は、文字 x と 文字を含まない項があるのぉ
つまり、同類項の計算をするわけじゃ
ここからの計算は、
- 第5回「同類項の計算」
の内容じゃな
まずはこのページの問題をシッカリ確認しよう
そのあとで、このページの1番下のリンクからとんで復習してみよう
(5), \( (2x+1)-3(1-x) \) (沖縄県)
\( (2x+1)-3(1-x) \)
\( = 2x+1+(-3) \times 1+ (-3) \times (-x) \)
\( = 2x +1- 3 + 3x \)
\( = 2x + 3x +1- 3 \)
\( = (2 + 3)x +(1- 3) \)
\( = 5x – 2 \)
問題の式は、\( (2x+1) \) と \( -3(1-x) \) の2つの項からできておるのぉ
そして、それぞれの項は、「数字 ×( )」の形をしているわけじゃ
また、( )の中は、どちらも2項ある
つまり、「数字×(2項)の形」になっているわけじゃ
この形の時は、分配法則を使って計算をするわけじゃ

☆ポイント①
【数字×(2つの項)は、分配法則を使う】
\( -3(x+2) \) の項については、
\( = (-3) \times x + (-3) \times 2 \)
\( +(7-9x) \) の項については、
\( = 1 \times 7 + 1 \times (-9x) \)
つまり、問題の式は、
\( -3(x+2)+(7-9x) \)
\( = (-3) \times x + (-3) \times 2+7-9x \)
となるわけじゃ
ちなみに、\( +(7-9x) \) の項については、
( )の前がプラスだから、そのまま出すと考えて、
\( +(7-9x) \)
\( = 7-9x \)
のように( )をはずしてもオッケーじゃ
あとは、文字と数字のかけ算をするわけじゃな

☆ポイント②
【文字と数字のかけ算は、数字を先、文字を後に書く】
に注意するんじゃよ
\( = (-3) \times x + (-3) \times 2+ 1 \times 7 + 1 \times (-9x) \)
\( = -3x-6+7-9x \)
すると、こうなるわけじゃが、この式は、文字 x と 文字を含まない項があるのぉ
つまり、同類項の計算をするわけじゃ
ここからの計算は、
- 第5回「同類項の計算」
の内容じゃな
まずはこのページの問題をシッカリ確認しよう
そのあとで、このページの1番下のリンクからとんで復習してみよう
(6), \( -3(a-2)+2(3a-1) \) (岩手県)
\( -3(a-2)+2(3a-1) \)
\( = -3 \times a + (-3) \times (-2) + 2 \times 3a + 2 \times (-1) \)
\( = -3a + 6 + 6a -2 \)
\( = -3a + 6a + 6 -2 \)
\( = (-3 + 6)a + (6 -2) \)
\( = 3a + 4 \)
問題の式は、\( -3(a-2) \) と \( +2(3a-1) \) の2つの項からできておるのぉ
そして、それぞれの項は、「数字 ×( )」の形をしているわけじゃ
また、( )の中は、どちらも2項ある
つまり、「数字×(2項)の形」になっているわけじゃ
この形の時は、分配法則を使って計算をするわけじゃ

☆ポイント①
【数字×(2つの項)は、分配法則を使う】
\( -3(a-2) \) の項については、
\( = (-3) \times a + (-3) \times (-2) \)
\( +2(3a-1) \) の項については、
\( = 2 \times 3a + 2 \times (-1) \)
あとは、文字と数字のかけ算をするわけじゃな

☆ポイント②
【文字と数字のかけ算は、数字を先、文字を後に書く】
に注意するんじゃよ
つまり、問題の式は、
\( -3(a-2)+2(3a-1) \)
\( = -3 \times a + (-3) \times (-2) + 2 \times 3a + 2 \times (-1) \)
\( = -3a + 6 + 6a -2 \)
すると、こうなるわけじゃが、この式は、文字 a と 文字を含まない項があるのぉ
つまり、同類項の計算をするわけじゃ
ここからの計算は、
- 第5回「同類項の計算」
の内容じゃな
まずはこのページの問題をシッカリ確認しよう
そのあとで、このページの1番下のリンクからとんで復習してみよう
(7), \( 3(3x+2y)-4(x-2y) \) (山梨県)
\( 3(3x+2y)-4(x-2y) \)
\( = 3 \times 3x + 3 \times 2y+ (-4) \times x + (-4) \times (-2y) \)
\( = 9x + 6y – 4x + 8y) \)
\( = 9x – 4x + 6y + 8y) \)
\( = (9 – 4)x + (6 + 8)y \)
\( = 5x + 14y \)
問題の式は、\( 3(3x+2y) \) と \( -4(x-2y) \) の2つの項からできておるのぉ
そして、それぞれの項は、「数字 ×( )」の形をしているわけじゃ
また、( )の中は、どちらも2項ある
つまり、「数字×(2項)の形」になっているわけじゃ
この形の時は、分配法則を使って計算をするわけじゃ

☆ポイント①
【数字×(2つの項)は、分配法則を使う】
\( 3(3x+2y) \) の項については、
\( = 3 \times 3x + 3 \times 2y \)
\( -4(x-2y) \) の項については、
\( = (-4) \times x + (-4) \times (-2y) \)
あとは、文字と数字のかけ算をするわけじゃな

☆ポイント②
【文字と数字のかけ算は、数字を先、文字を後に書く】
に注意するんじゃよ
つまり、問題の式は、
\( 3(3x+2y)-4(x-2y) \)
\( = = 3 \times 3x + 3 \times 2y + (-4) \times x + (-4) \times (-2y) \)
\( = 9x + 6y – 4x + 8y) \)
すると、こうなるわけじゃが、この式は、文字 x と 文字 y を含む項があるのぉ
つまり、同類項の計算をするわけじゃ
ここからの計算は、
- 第5回「同類項の計算」
の内容じゃな
まずはこのページの問題をシッカリ確認しよう
そのあとで、このページの1番下のリンクからとんで復習してみよう
(8), \( \frac{1}{2}(46a-3b)- \frac{2}{5}(35a-2b) \) (京都府)
\( \frac{1}{2}(46a-3b)- \frac{2}{5}(35a-2b) \)
\( = \frac{1}{2} \times 46a + \frac{1}{2} \times (-3b) + (- \frac{2}{5}) \times 35a + (- \frac{2}{5}) \times (-2b) \)
\( = \frac{46a}{2} – \frac{3b}{2} + (- \frac{2 \times 35a}{5}) + \frac{2 \times 2b}{5}) \)
\( = \frac{23a}{1} – \frac{3b}{2} + (- \frac{2 \times 7a}{1}) + \frac{4b}{5}) \)
\( = 23a – \frac{3b}{2} + (- 14a) + \frac{4b}{5}) \)
\( = 23a – \frac{3b}{2} – 14a + \frac{4b}{5}) \)
\( = 23a – 14a – \frac{3b}{2} + \frac{4b}{5}) \)
\( = 9a – \frac{3b \times 5}{2 \times 5} + \frac{4b \times 2}{5 \times 2}) \)
\( = 9a – \frac{15b}{10} + \frac{8b}{10}) \)
\( = 9a + \frac{-15b+8b}{10} \)
\( = 9a – \frac{7b}{10} \)
問題の式は、\( \frac{1}{2}(46a-3b) \) と \( – \frac{2}{5}(35a-2b) \) の2つの項からできておるのぉ
そして、それぞれの項は、「数字 ×( )」の形をしているわけじゃ
今回の数字は、分数じゃな
また、( )の中は、どちらも2項ある
つまり、「数字×(2項)の形」になっているわけじゃ
この形の時は、分配法則を使って計算をするわけじゃ

☆ポイント①
【数字×(2つの項)は、分配法則を使う】
\( \frac{1}{2}(46a-3b) \) の項については、
\( = \frac{1}{2} \times 46a + \frac{1}{2} \times (-3b) \)
\( – \frac{2}{5}(35a-2b) \) の項については、
\( = (- \frac{2}{5}) \times 35a + (- \frac{2}{5}) \times (-2b) \)
あとは、数字と文字のかけ算をするわけじゃな

☆ポイント②
【数字と文字のかけ算は、数字を先、文字を後に書く】
に注意するんじゃよ
この計算は、分数のかけ算を使っておるから、もしわからなかたら、
- 第3回「分数の計算」
のページの問題をシッカリ確認しよう
このページの1番下のリンクからとんで復習してほしいんじゃ
話を元に戻すかのぉ
問題の式は、
\( \frac{1}{2}(46a-3b)- \frac{2}{5}(35a-2b) \)
\( = \frac{1}{2} \times 46a + \frac{1}{2} \times (-3b) + (- \frac{2}{5}) \times 35a + (- \frac{2}{5}) \times (-2b) \)
\( = \frac{46a}{2} – \frac{3b}{2} + (- \frac{2 \times 35a}{5}) + \frac{2 \times 2b}{5}) \)
すると、こうなるわけじゃが、この式は、文字 a と 文字 b を含む項があるのぉ
つまり、同類項の計算をするわけじゃ
ここからの計算は、
- 第5回「同類項の計算」
の内容じゃな
まずはこのページの問題をシッカリ確認しよう
そのあとで、このページの1番下のリンクからとんで復習してみよう
(9), \( 6( \frac{2x}{3} – \frac{y}{4})-2(2x-y) \)(愛知県)
\( 6( \frac{2x}{3} – \frac{y}{4})-2(2x-y) \)
\( = 6 \times \frac{2x}{3} + 6 \times (- \frac{y}{4}) + (-2) \times 2x + (-2) \times (-y) \)
\( = \frac{6 \times 2x}{3} – \frac{6 \times y}{4} – 4x + 2y \)
\( = \frac{2 \times 2x}{1} – \frac{3 \times y}{2} – 4x + 2y \)
\( = 4x – \frac{3y}{2} – 4x + 2y \)
\( = 4x – 4x – \frac{3y}{2}+ 2y \)
\( = (4 – 4)x +(- \frac{3}{2}+ 2)y \)
\( = 0x +(- \frac{3}{2}+ \frac{4}{2})y \)
\( = \frac{-3+4}{2}y \)
\( = \frac{1}{2}y \)
問題の式は、\( 6( \frac{2x}{3} – \frac{y}{4}) \) と \( -2(2x-y) \) の2つの項からできておるのぉ
そして、それぞれの項は、「数字 ×( )」の形をしているわけじゃ
また、( )の中は、どちらも2項ある
つまり、「数字×(2項)の形」になっているわけじゃ
この形の時は、分配法則を使って計算をするわけじゃ
今回の( )の中の数字は、分数になっているわけじゃな

☆ポイント①
【数字×(2つの項)は、分配法則を使う】
\( 6( \frac{2x}{3} – \frac{y}{4}) \) の項については、
\( = 6 \times \frac{2x}{3} + 6 \times (- \frac{y}{4}) \)
\( -2(2x-y) \) の項については、
\( = (-2) \times 2x + (-2) \times (-y) \)
あとは、数字と文字のかけ算をするわけじゃな

☆ポイント②
【数字と文字のかけ算は、数字を先、文字を後に書く】
に注意するんじゃよ
この計算は、分数のかけ算を使っておるから、もしわからなかたら、
- 第3回「分数の計算」
のページの問題をシッカリ確認しよう
このページの1番下のリンクからとんで復習してほしいんじゃ
話を元に戻すかのぉ
問題の式は、
\( 6( \frac{2x}{3} – \frac{y}{4})-2(2x-y) \)
\( = 6 \times \frac{2x}{3} + 6 \times (- \frac{y}{4}) + (-2) \times 2x + (-2) \times (-y) \)
すると、こうなるわけじゃが、この式は、文字 x と 文字 y を含む項があるのぉ
つまり、同類項の計算をするわけじゃ
ここからの計算は、
- 第5回「同類項の計算」
の内容じゃな
まずはこのページの問題をシッカリ確認しよう
そのあとで、このページの1番下のリンクからとんで復習してみよう
\( -2^2×3-3×(-6) \)
\( = -2×2×3-3×(-6) \)
\( = -4×3-3×(-6) \)
\( = -12+18 \)
\( = 6 \)
今回の式は、数字と数字の引き算じゃな
つまり、2項の式じゃ
☆ポイント①は、【2項以上の式は、まず、各項をそれぞれ計算する】
前の項には累乗があるのぉ
☆ポイント②は、【累乗部分は、「先に」計算する】
☆ポイント③は、【累乗部分は、「どこ」なのか意識する】
\( -2^2×3-3×(-6) \)
\( = -2×2×3-3×(-6) \)
\( = -4×3-3×(-6) \)
ここからの計算は、
- 第2回の「四則の計算」
の内容じゃな
まずはこのページの問題をシッカリ確認しよう
そのあとで、このページの1番下のリンクからとんで復習してみよう

問題は以上じゃ
おつかれさまじゃったのぉ
やってみて、何か気づくことはないかのぉ。それは、
解答の「ポイントは同じ」で、それが「くりかえし使われていた」
ということじゃ。具体的には、以下のものじゃ
「分配法則」の計算で、知らないと間違える、3つのポイント
☆ポイント①:数字×(2つの項)は、分配法則を使う
☆ポイント②:数字と文字のかけ算は、数字を先、文字を後に書く

これらを使いこなすことを意識してほしいんじゃ
他にも、知っておくと、ミスをしにくくなるポイントもあるんじゃ
というわけで、いろいろな都道府県の入試問題をやってもらったんじゃが、
上の3つのポイントで、どの問題にも対応できることがわかったわけじゃ
つまり、復習すべきは、それぞれの問題の式変形を覚えるのではなく、
これらのポイントを意識しながら解けるかどうかを確かめること
これが重要なポイントじゃ
ポイントだけ理解しておけば、数字が変わっても、
ポイントにしたがって計算をするだけじゃから、
使える範囲も広いんじゃ
しかも、覚えることは少なくて、ラクになるわけじゃ

「いいことずくし」というわけじゃ
ただ、誰でも、ぜったいに間違いをするので、
次に、同じ間違いをしないようにする、
これがとても大事なことなんじゃ
つまり、復習が大事、というわけじゃ
復習のやり方とは
当日の復習のしかた

もし間違えた問題があったら、
間違えた理由も一緒に、しっかり理解するようにしてほしいんじゃ
- ポイントを思い出せなかったのか
- 以前の内容ができなかったのか
- カンタンな計算を間違えたのか
間違えた原因によって、対策が変わってくるからじゃ
- ポイントを忘れていたら、もう一度、ポイントをしっかり理解しよう
- 以前の内容を忘れていることがわかったらラッキーじゃ

もう一度、復習をして理解を深めておけば
入試本番で間違えるところをへらせるからのぉ

- 計算のミスをしたなら、集中力を高める訓練が大事じゃ
集中力を高める具体的な方法は、
例えば、計算ドリルの1枚を、1分以内で解く、とか
ドリルの1枚を、時間を計りながら、できるだけ早く解く、
とか、時間を決めてチャレンジしてほしいんじゃ
この時に解く問題は、やり方がすべてわかる問題でいいんじゃ
例えば、12+9とか、6−21とか、
やり方が分かる計算を素早く、連続で、(5分くらい)解き続けるわけじゃ
これを続けることで、自然と集中力がついてくるんじゃ
①、理解していないポイントを理解し直す
②、ミスの原因となりやすい、集中力の強化をする
これが当日の復習の仕方じゃな
「2回目の復習」を、2・3日後にする

次に、2・3日後にもう一度解いてほしいんじゃ
この時は、できれば全部解いてみてほしいんじゃが、
時間がない場合は、間違えた問題だけでオッケーじゃ
理解が定着しているか確かめるのが目的じゃ
もし忘れていたら、もう一度理解しなおせばいいんじゃ

忘れたことを気にする必要はないんじゃな
復習のしかたはわかってもらえたかのぉ
このように、当日と、2・3日後の復習を欠かさないように、
スケージュールを立てて、自己管理するようにしていく
これで、きちんと復習ができるシステムが出来上がるわけじゃ
復習は、やる気でやるのではなくて、システムでやる、ということじゃ

私もふくめて、人間のやる気は、あてにならないんじゃよ
学校に行ったら、やる気がなくても勉強するじゃろ
そういうシステムを、自分の勉強でも作り上げるわけじゃな

というわけで、今日は終わりにするかのぉ
おーい、ザピエルくん、あとはお願い!

あ、先生!告知をさせてください

おーそうじゃった

実はいろんなお悩みを聞いているんです

勉強しなきゃって思ってるのに、思ったようにできないクマ

わからない問題があると、やる気なくしちゃう

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具体的にはザピエルくんに説明してもらうかのぉ
ザピエルくんお願い!

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というわけで、ザピエルくん、あとはお願い!


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