現在、Pisa型読解力テストなどの結果から、

読解力がない子供(幼児、小学生、中学生)が増えていることが知られています。
詳しくはこちらをどうぞ↓
読解力は、すべての科目の基礎と言われます。
授業は日本語で行われてますので、
授業の理解力 = 読解力の有無
といえます。

読解力がある人は、
他の科目も理解しやすくなります。
読解力が特に関係する科目には
- 国語
- 英語の長文・読解問題
などがあり、みなさんも
そうそう!
と思ってもらえるのではないでしょうか。

しかし実際は、
他の科目でも読解力が重要
です。
- 数学の文章題
- 理科の実験の問題
- 社会
など思い出してほしいんですが、
これらの内容は、問題を解く前に、まず問題の文章を理解しなければいけませんよね。
つまり、

読解力は、
ほとんどの科目が関係しています
さらに、
これからの入試問題などでは、文章が長くなる傾向があり、
読解力をつけておかないと、
問題の意味がわからない状態になってしまいます。
そういった中で、

読解力をつけたい!
と思われる方も多いかと思います。
しかし、
- 読解力をつけるには?
- 読解力を身につけたい!
- 読解力のトレーニングってどうすればいいの?
などの疑問もあるかと思います。
そこで本記事では、
- 読解力とは
- 読解力向上のトレーニング方法
- 読解力を高める本
などをご紹介します。
【国語・英語】読解力をつけたいあなたにおすすめの本(参考書や問題集)はこちらです(単語理解と活用編)
読解力とは

「読解力」は、ひとことで言うと、
文章全体と部分の整合性を取る能力
と言えます。
読解力のプロセスは、サクッというと、
頭の中で以下のことが、順番に行なわれている、
と考えられます。
(1), 「文のまとまり」から「テーマを認識」します(このテーマのことを、認知心理学では「スキーマ」と言います)
(2), 「各文の意味」をそのテーマから適切に引き出せる
(3), 「(1),(2)の整合性」を取り合うこと
- ん?なにいってんの?
- 意味わからない
と思われるかもしれませんが、

今はわからなくて大丈夫です。

とりあえず、以下の方法を積み上げていけば、
自然と読解力が高まっていきます。

理由は細かくわからなくても、
読解力は身につくってことだブーね

その通りじゃ
自転車の仕組みがわからなくても、
練習すれば乗れて、それで十分じゃろ?
同じことじゃな
読解力をつける方法とは(最初の一歩)
読解力のプロセスは、上のような感じですが、

読解力を身につける最初の第一歩は、
- 「単語の意味」を知っておくこと
になります。
各単語をきちんと知れば、1つの文を理解できます。
1つの文をきちんと理解すれば、文章の理解がしやすくなります。
文章の意味をきちんと理解すれば、
全体で何を言っているかの絞り込み(「スキーマ」の特定)ができやすくなります。

きちんと読解する第一歩は、
- 単語をきちんと理解すること
となります。
単語の意味をきちんと知る方法・コツ

各言葉・単語を「きちんと」知るにはどうすればいいの?
ってとこを説明します。
言葉や単語には、いくつかの意味があります。
例えば、「はし」という単語を思い浮かべてください。
- 利根川には長い「はし」がかかっている
- 「はし」の使い方を教わった
- この道は「はし」を歩いてください
これらは全部同じ「はし」という単語を含んでますが、
どれも意味が違いますよね。
このように、

言葉や単語の意味は、
前後の単語との関係で決まります。
単語だけで意味が決まるだけでないわけです。

単語の意味を理解するためには、
(1), 1文を固まりとして理解する
のが重要です。
加えて、

(2), 単語の意味の類義語、対義語を意識して頭に入れていく
のも重要です。

単語の意味を1つ1つ覚えるのでなく、
- 単語の使い方を理解する
という意識が重要です
というわけで、
単語の意味を理解でき、
使い方が身につく本・参考書・問題集をご紹介します。
小学生や、読解が苦手な中学生の復習にもオススメです↓
ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集小学生版ベーシック
本書は、文章読解で必要となる、単語や語句、短い文を組み立てる問題になっています。
単語と単語の関係として、似た単語や単語の階層性を意識しながら語彙力を高めることができます。
上の1冊をやり終えたら、次はこちら↓
ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集〔小学生版〕
上の1冊で身につけた語彙力を使い、言葉の論理的な運用力を身につけれる1冊です。
よく「論理的思考」と言われますが、
論理的思考は、中学受験だけでなく、
その後の高校・大学受験、社会人になってからも役立ちます。
論理的思考を、子どもの頃から育ててあげたい!
と思われる親御様も多いのではないでしょうか。
小学生に、いきなり論理的思考と言っても、
論理?思考????
となってしまいます。
なので、小学生のうちは、
論理的思考を身につけるための土台作りをしてあげるのがオススメです。
本書では、論理的思考の土台となる、単語や短い語句について、
- 言い換える力
- くらべる力
- たどる力
と整理して、1つずつしっかり学ばせてくれます。
これらの問題をやっているうちに、自然と論理的思考の土台ができ、
中学受験などであれば、過去問を解く力が備わってきます。
この3つの力(言い換える力、くらべる力、たどる力)は、読解だけでなく、作文や対話でも重要です。
お子様が中学高校と進学されていけば、
作文や対話力は必ず必要となります。
本書はそれらの土台も作ってくれるお得な1冊となっています。
小学生や国語に苦手意識のある方(中学生・高校生・社会人など)が、
論理的思考の第一歩を身につけるのにおすすめの1冊となっています。
上の内容について、言葉の幅を広げることができる1冊もございます↓
ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集〔小学生版〕(2)
上の2冊にはない
- 「比喩」のトレーニング
- 「対比」の骨組み
- 「原因と理由」
などをより詳しく学ぶことができます。
比喩は、難しいことをわかりやすく説明するときにとても重要な技術です。
特に、社会人の方であれば、後輩に何かを指示するとき、適切な比喩を使うことで、
伝えたい内容をスムーズに理解してもらえます。
また専門職の方であれば、専門的な内容を一般の方に伝えるときには、比喩を使うのがとても有効です。
さらに、今後海外の方が日本に来られることも増えるかと思いますが、
そういった方達とのコミュニケーションにも比喩などの分かりやすい言い換えは重要となります。
このように、小学生版ではありますが、
大人も仕事や日常で、日本語をうまく活用するための基礎をやり直せる1冊となっています。

この3冊をしっかりやることで、
読解力の基礎となる語彙力が鍛えられるはずじゃ。
加えて、

英単語など、他の科目での覚え方
を理解することができます。

どういうことだブー?
単に意味を覚えるだけでなく、

(1), 似ているものを一緒に覚える
(2), 反対のものを一緒に覚える
(3), 原因と結果を対応させる
といった「コツを活かす」ことで、
より効率的に学ぶことができるようになるってことなんじゃな。
というわけで、本記事では、
- 読解力とは
- 読解力向上のトレーニング方法
- 読解力を高める本
などをご紹介しました。
こちらもございます↓

今日はこれくらいにしとくかのぉ

あ、先生!告知をさせてください

おーそうじゃった

実はいろんなお悩みを聞いているんです

勉強しなきゃって思ってるのに、思ったようにできないクマ

わからない問題があると、やる気なくしちゃう

1人で勉強してると、行きずまっちゃうブーン

誰しもそんな経験があると思います。
実は、そんなあなたが
勉強が継続できる
成績アップ、志望校合格できる
勉強を楽しめるようになる
ためのペースメーカーをやっています。
あなたの勉強のお手伝いをしますってことです。
具体的にはザピエルくんに説明してもらうかのぉ
ザピエルくんお願い!

はい先生!
ペースメーカーというのは、
もしもあなたが、
- やる気が続かない
- 励ましてほしい
- 勉強を教えてほしい
なら、私たちが、あなたのために、
一緒に勉強する(丸つけや解説する)ことをやりながら、
あなたの勉強をサポートするという仕組みです。
- やる気を継続したい
- 成績をアップさせたい
- 楽しく勉強したい
といったあなたに特にオススメです。
できるだけ楽しみながら勉強できるように工夫しています。
ご興味のあるあなたは、詳しことはこちらにありますので、よかったらどうぞ↓
「【中学生 高校生 社会人】勉強のペースメーカーはいかがでしょう【受験 入試 資格試験】」
不明な点があったら、お気軽にお問い合わせください

というわけで、ザピエルくん、あとはお願い!


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